「やべぇ、英語しゃべれねぇ」から始まった:活きた英語の入り口に立つ

私のブログ「英語で開く可能性の扉」へようこそ。
ここへ来た方は英会話を習いたい、または英語学習を続けているがなかなか上達しない、といった方が多いのではないでしょうか。そんなアナタに私が経験から学んだ活きた英語を身につける方法を紹介していきたいと思います。

そんなことを言うと英語の専門家かと思われるかもしれません。しかし、スポーツの世界で言われる「名選手は名監督になれない」という言葉を思い出してください。才能のある天才肌の人より、苦労して上達した人のほうがいい指導者になれる。私も英語学習で散々苦労しました。

初めての海外は青年海外協力隊

そんな私が英語を使うようになったきっかけは青年海外協力隊でした。社会人になって3年目、20代半ばを過ぎた頃、色々考え、自分に何ができるか見てみたいという気持ちで応募しました。一次試験の筆記、二次試験の面接を終え、届いた通知にはこう書かれていました。

職種:医療機器
派遣国:トンガ王国
使用言語:英語

知らなかったわけではないのですが、この合格通知を見て「やべぇ、俺英語しゃべれねぇ」と思いました。これが活きた英語を身につける苦労の始まりでした。

合格通知が届いてから派遣前合宿訓練が始まるまで半年近くありましたので、何かしなくてはと思い、とりあえず始めたのは当時勤めていた会社が斡旋していた英会話の通信教育でした。そこから学ぶ知識はいろいろありましたが、何か物足りないと思っていました。

小さな英会話教室で学んだこと

そんな時、英会話を習っている会社の先輩に相談して紹介してもらったのがマンツーマンの英会話教室でした。自分で教室を選ぶならマンツーマンの英会話教室など恐れ多いと思ったでしょうが、先輩に勧めてもらった手前逃げることもできず、入学を決めました。
ここで学んだことが後々私の英語学習に影響することになりました。

個人経営の小さな教室で、まずそこの経営者の方に教わったのは次の2つでした。

20代後半で英会話を習い始めるのはギリギリ。

海外に住んだからといって英語が話せるようになるわけではない。海外に出るまでにどれくらいのレベルに達するかが大事。

まず英会話を習い始める時期について、私は20代後半を過ぎても決して遅くないと考えています。大事なのは柔軟性です。語学力を向上させるためには頭を柔らかくして、それまで自分が考えていたことと違うことでも受け入れる柔軟性が必要だと信じています。
その経営者の方は、一般的に20代後半を過ぎると頭が硬くなってくる人が多いのでそのように言ったのではないかと思います。

次の海外に住むだけでは英語が話せるようにならないという点について、これには同意できます。これについては次回詳しく話します。

そんなこんなで始まったマンツーマンの英会話授業、鍛えられましたね。授業中は常に話しかけられているか自分が話しているか。人の話を聞き流す時間はありません。ここで学んだ一番の収穫は、英語を話せるようになるためには英語を話すこと、でしょうか。

英語学習の始まりは受験英語との決別

授業の他にも宿題で苦しめられました。毎回「英訳」の宿題が出て、英和辞典でも和英辞典でも使っていいことになっていました。当初は辞書を使えるなら余裕じゃん、と考えていましたが、それはとんでもない勘違いだったことを後で思い知らされました。

文法も単語の使い方も間違っていないはずの「英文」を見た先生はいつも首をかしげ、解答用紙は毎回真っ赤になって返されました。だんだん分かってきたのは、受験英語的には「正しい」英語でもネイティブスピーカーが使う英語とは違うということです。この時の気付きが今でも「活きた英語」を求める気持ちの根底にあります。

このあと2回に渡って、実際に海外に出て学んだことと、帰国してから考えた目標設定について話して、続いて英語の能力を満遍なく上達させる方法について話していきます。

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