前回はWinnie-the-Pooh、くまのプーさんから少し長い一文を引用し、それを読み解くために必要な文法のネタばらしをしました。今回はネタばらしした内容に基づいて、この一文を英語の語順のまま読み解いていきます。ここでも目指すのは、先を予測しながら英文を英文のまま理解する英文Readingです。
Hiro Shibata
たかが文法。されど文法。– 風船にぶら下がるプーさん
前回に引き続き今回もWinnie-the-Pooh、くまのプーさんから一文を引用して英文の読み方を考えていきます。このブログを通して伝えたいのは活きた英語の習得であり、受験英語的に文法をゴリゴリ覚えたりすることは良しとしません。とは言っても、活きた英語を使うためには文法を理解することも必要になります。受験英語では目的となっていた文法の理解は、活きた英語を身につけるための手段の一つになります。
英文読解で文法より大事なこと:クリストファー・ロビンとプーさん
前回、英文読解の題材にするのは相対性理論でもくまのプーさんでも何でもよいという旨のことを書きましたが、今回はその「くまのプーさん(原題: Winnie-the-Pooh)」の一文を引用して英文の読み方を考えてみます。以前アインシュタインの相対性理論の一文を用いた時と同様、英文を英文として読む思考を2回に分けて私なりに考察してみます。
翻訳という仕事から見えてくること
前回は翻訳者に敬意を表して終わったところでこのような話をするのも恐縮ですが、私も翻訳の仕事をすることがあります。それで生計を立てている訳ではありませんが、翻訳会社から依頼を受けることもあるので一応「プロ」と言ってもいいでしょう。今回は翻訳という仕事について少しお話しますが、これは翻訳家を目指す人に読んでもらうことを意図したわけではなく、普通に英文を読んで書いてみたいという人にとって参考になればと考えています。
和訳と英日翻訳:異文化を習うということ
前回は英文の多読の「教材」の選び方を説明し、一例としてCNNの英文ニュースサイトの記事を多読する方法を紹介しました。今回はその時に引用した記事の英文・和文を比べて、英文と和文の違いと英日翻訳について考察します。タイトルにもありますように私は、受験英語のように文法のルールに従って一字一句変換する「和訳」と、原文を異文化に当てはめて書き直す「英日翻訳」は別物と考えています。
自分の土俵で英語を読む:多読の実践
多読とは、簡単に言うと英文をひたすら読み続けること。知らない単語があっても、文法を理解できなくても、止まらずに読み続けていくと、次第に見えてくるものがあります。時間はかかりますが、効果はあります。そんなの無理!と思いましたか?今回は、興味のある内容で割りと楽に多読を実践する方法を紹介します。
流暢な受験英語からの卒業
前々回はカナダ出張の経験を踏まえて英会話の上達段階について考察し、続いて前回はその前半段階で何をするべきか考え、発想の転換の話をしました。今回は英会話上達の後半段階、即ち受験英語で会話をする人が何を目指すべきか考えていきます。
英会話の上達段階で少しお話しましたが、自然な英語と流暢な受験英語は似て非なるものです。
英会話上達のために目指すもの
前回は英会話を習い始めた人はおそらく誰もが経験するであろう上達段階とその特徴について考察しました。今回はそれぞれの段階で何をするべきか考えていきます。やはりここでも大事なのは、何を目指すか、つまり英会話の目標であると私は考えています。
本題に入る前に少し例え話をしましょう。
英会話の上達段階と、到達点
1ヶ月のカナダ出張から帰ってきました。このブログを書き始めてから初めての海外です。一緒に仕事をした日本人の中には海外が初めてで英語を話せない人から、現地採用で通訳を務める人まで、様々でした。いい機会ですので、英語を習い始めた人なら誰もが経験するであろう英語の上達段階についてお話してみます。
前回は文化的な話が中心でしたが、今回はこのブログの初期にお話した「精神論」に戻ります。