前回は英語の母国の話をして、英語を母国語とする国の異なる英語について触れました。今回はその「ご当地英語」を、経験を踏まえていくつか紹介します。ご当地英語も大事な個性ですが、個人的には人々の英語にも個性があっていいと考えています。けれど、英語を外国語として使う私達日本人はどのようにして英語で個性を出せばいいのでしょうか。
Hiro Shibata
和訳ベースの理解からの脱却:メキシコは海外?
前回和製英語の話をした時に英語学習は「習って慣れろ」だと考えていると書きましたが、今回はこの「習う」の部分を少し深く考えていきます。もちろん、ここは活きた英語を学ぶ場ですから、単語帳をめくってひたすら英単語を暗記するような受験英語的な手法はお勧めしません。ここでは、今までに何度か話してきた、英語を英語のまま理解することを考えます。
和製英語:Japanglishの世界へようこそ
「Hello, how are you?」「I’m fine, thank you. And you?」「I’m fine, thank you.」
こんな会話をする英語のネイティブスピーカーはいませんが、言いたいことは分かります。しかし日本人が英語だと思っていても他の人には意味が通じない、または違う意味が伝わってしまうのが和製英語で、「Japanglish」とも呼ばれます。
シャイな人の英会話上達法:英語で合いの手上級編
前回は外国人との会話で合いの手を入れて英語を上達させる方法を紹介しましたが、今回はそれを少し発展させます。もちろん目指す姿は堂々とコトバのキャッチボールをする、「英語で腹を割って話す」英会話術ですが、千里の道も一歩から。特にシャイな人は堂々と合いの手を入れることから始めてはいかがでしょうか。
実はここでも大事なのは、相手の言葉に熱心に耳を傾ける傾聴です。
聞くは一時も恥にあらず:間違えは英語学習のチャンス
文法も単語も知らないから英語を話せない。そう言う人に私は何度も会ってきました。そう思う理由は様々だと思いますが、中には文法や単語を間違えてはいけないから話してはいけないと考えている人もきっといるでしょう。そういう人達に私は二つのことを伝えたいです。間違えてもいいから話すことと、間違えから学ぶということ。
英文法を間違えて何が悪い
学校で英語を習っていた頃、なぜ文法を間違えてはいけないか、理由は明確でした。テストでいい点数がとれないから。
このブログでは文法と語彙に特化した受験英語からの脱却を目指していますが、これは英文法に無頓着になってもいいと言う意味ではありません。実際、正しい文法を使うことには利点があります。
英語を英語で学ぶということ
前回の予告は「文法を理解する利点について」でしたが、その前に面白いブログ記事を見つけたのでちょっと寄り道します。前回題材として使った可算名詞(countable noun)と不可算名詞(uncountable noun)についての記事です。
もうその話は飽きた、と思う前に読んでみてください。結局「英語学習とは?」という話になりますから。